日本の順位は!?「住みやすい国ランキング2015」

日本がいくら治安良く経済的に豊かな先進国だといっても、いつか海外で暮らすことに憧れている人も多いのではないだろうか。史跡が多いヨーロッパや海がキレイな南国、素朴な雰囲気のアジアなど、住んでみたい国はけっこうあるはずだ。

先日、世界最大の規模を持つ外国人居住者支援ネットワーク「InterNations」が、64もの国にいる国外居住者を対象に行った調査に基づいた「住みやすい国ランキング2015」を発表した。福祉、旅行や輸送機関、個人の幸福、環境、平穏さ、政治的安定、治安や健康、レジャー施設といった“クオリティ・オブ・ライフ=個人の生活の質”の観点から順位が付けられた。

1位に輝いた国は、2014年のランキングでは6位だったものの今年は一気に首位にのぼりつめたシンガポール。多くの外国人居住者がその治安の良さを理由に挙げており、90%もの回答者が「とても良い」と回答。また、政治的安定や平穏さについても高い評価を得た。一人あたりのGDPが日本を追い抜いたほど、近年のシンガポールは経済的に成長が目覚ましく、実際に行ってみるとアジア的な貧しい風景がないことに驚く外国人は多いのだそうだ。

2位には南アメリカ南西部に位置するエクアドル、3位にはオーストリアがそれぞれランクイン。エクアドルは、旅行や輸送機関、治安の良さにおいては良い評価ではなかったものの、個人の幸福度においてはシンガポールも抜き1位という結果に。オーストリアは治安の良さやレジャー施設の分野で高評価を集めたようだ。

気になる日本はというと、総合で7位という結果。日本は治安の良さや健康、旅行や輸送機関においては上位につけたものの、個人の幸福度において39位とそこでガクンと平均値を落とした。近年、政治の不安定さや福祉の部分などで国民から不満が出ていることを見ても、これには納得という人も多いのでは。

ちなみに4位から20位までは、スイス、ポルトガル、スペイン、日本、チェコ、ドイツ、韓国、ハンガリー、コスタリカ、オーストラリア、フランス、イスラエル、オランダ、マルタ、タイ、カナダ、ルクセンブルクの順だった。この結果を見ると、国土や人口が小さな国でも先進国に匹敵するような順位になっているのが興味深い。いくら経済的に豊かだとしても、個人の生活の質を向上させるような対策を国がしっかり行わない限り、住みやすく幸福な国だとはいえないということだろう。日本がもっと上位にくると予測した人も多いかもしれないが、国民生活の質向上に国全体として取り組み、アジアだけでなく世界中からも注目が集まっているシンガポールに学ぶべき点は多いかもしれない。


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