モウリーニョ監督から学ぶリーダーシップ論

スポーツで名将と呼ばれる人の言葉からは、多くのことを学ぶことができます。

監督の最も重要な仕事は、自らの方針や戦術を選手に理解・浸透させ、チーム全体でいかに具現化し結果を出すかではないでしょうか。

しかし、プロスポーツ、中でも強豪と呼ばれるチームに属する能力の高い選手は、当然、そのスポーツに対してそれぞれの見識を持っています。納得できる方針、勝てる(と思える)戦術を提示できなければ、要求通りのプレイなどしてくれないかもしれません。

目に見える成果を上げて結束を強める

モウリーニョは目に見える成果を早く出すことに注力し、それによって、自分への信頼を獲得することで求心力を高めていきます。 だからこそ結果を出すことにこだわる。アンチフットボールと揶揄されたとしても、それが、結果を出すためにベストと判断するなら躊躇なくやり切る。それは「目に見える成果」を「少しでも早く」上げることに注力しているからなんでしょうね。

外部の雑音から守る

マスコミへの対応が横柄かつ傲慢に見えるのは、外部からの雑音が全て自分に向くように、あえてそのように振舞っているということなんですね。 外部の人間になんと思われようが、チームのメンバーは自分が盾になって守り抜く。その意図をメンバーが理解しているとしたら、マルセロのコメントのように、リーダーのためにも頑張ろうという気持ちに繋がることでしょう。

『言葉のちから』で士気を高める

新しい監督が自信を持ってこういう言葉を発すれば、選手の士気は高まるでしょう。名将に対しテレビのコメントで「彼はどんなマジックを使ったのか」なんて比喩表現が使われたりしますが、モウリーニョのマジックは、「コミュニケーション力」だと思います。

クセのある一流選手でもあまり不満は出ませんよね。(イブラ、ドログバ、etc)ご存知のとおり、語学が堪能で(ポルトガル語、イタリア語、スペイン語、カタルーニャ語、英語、フランス語)が喋れる。

ヨーロッパ圏内での会話には不自由がないそうです。

そして、この語学力をベースとしたモウリーニョマジックが、「選手のモチベーションを上げる」こと。

ただ、結果が出なかった場合、その揺り返しは大きくなりますから、「必ず結果を出す」という強い意思の元に確実に結果を出すことが求められます。

プロフェッショナルな姿勢を貫く


自分の仕事に全力で取り組み、世界一の仕事をしているという自負を持ち、全ての責任を負うのがプロフェッショナルであると。 


1.内なるモチベーション

2.結果を出す為の方向付け

3.基準を定める

4.謙虚さを捨てる

5.すべてのイニシアチブを握る

6.人情をもって仲間と接する


自分の為に動いてくれる人は全身全霊で守っている素晴らしい男でした。独裁者と見られがちなモウリーニョの人間味をこの本で感じ取れるとサッカー界をかき回しているこの男の事をさらに理解し楽しむ事ができるでしょう。


"誰かが、モウリーニョは世界一の監督だと言うのを聞くと、私は心から困惑する。それに同意することはできない。しかし、私は私の仕事において自分より優秀な人間はいないと信じている。"

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