スペイン料理×日本酒という意外性

日本酒にはやはり和食。フレンチなどにも日本酒を合わせる店が出てきたが、ワインのボディ感や果実味と比べると、日本酒は繊細すぎる感が否めなかった。ところが日本酒とスペイン料理を合わせるバルがある。しかも店主は徳島の酒蔵「三芳菊」の娘さんだという。「スペイン料理も和食も、素材を生かした調理のシンプルさは共通。

ワインと同じ感覚で、グラスで香りや色も楽しめる。ここでは基本的に「三芳菊」のフルラインアップが揃う。「三芳菊」は日本酒のなかでも個性の強い部類に入る。洋ナシのようなフルーティな香り、甘口ワインのような味わい、それがすっと消えるキレのよさ。肉料理にも負けない強さがある。

日本の風土から生まれた食材や酒のポテンシャルを欧米料理のフィールドで引き出す。こういうスタイルの店はまだ東京でも珍しいが、若手杜氏の活躍とともに、日本酒の新しい可能性として注目しておきたい。



0コメント

  • 1000 / 1000

DISCOVER(ディスカバー)

DISCOVERは、世界の「モノ」、「コト」、「場所」、「人」の魅力を再発見する。 また受け継がれている日本の建築、食、祭りなどの多くの伝統文化や風景を、写真とともにわかりやすく解説するメディア。